エヴァンゲリオンの謎

エヴァンゲリオンの謎

“旧エヴァ”を締めくくった アスカの『気持ち悪い』の真相 ②

物語上の解釈としてはいずれも成り立ちそうに思えますが、最後の台詞が「気持ち悪い」になった理由として、その経緯がアスカの声を担当する宮村優子氏の口からはっきりと語られています。

元々、最後のセリフは「あんたなんかに殺されるのはまっぴらよ」の予定だったそうですが、どうしても庵野監督が納得できなかったため、実際にシンジ役の緒方恵美氏が馬乗りになって首を絞めてまで模索したそうなのです。

元々、庵野監督は「こういうとき、こういうことをされたらどう思う?」など声優の意見を求めて演出していたそうで、そんな経緯から宮村氏は「リアルを求めていたのかな?」とも言っています。

そして最終的には『Air』の冒頭でシンジが寝ているアスカを見てマスターベーションしたように、実際にはレイプすらも可能な状態にもかかわらず、宮村氏本人が家で寝ているときに誰かが自分を見てマスターベーションしていたらどう思うのか?と問われたというのです。

それに対する宮村氏の答えが「気持ち悪い…、ですかね」であり、庵野監督の答えは「やっぱりそうか」だったそうです。
結果、この「気持ち悪い」が最後の台詞として採用されたとのことです。
そうなるとシンジのマスターベーション説が正解のようにも思えてきますが、庵野監督の真意は何だったのでしょうか。


“旧エヴァ”を締めくくった アスカの『気持ち悪い』の真相 ①

TV放送開始当初から多くのファンが待ち望んだ“旧エヴァ”の完結編である映画『DEATH(TRUE2)/Air/まごころを、君に』の最終シーンは、首を絞められたアスカの「気持ち悪い」という一言で締めくくられました。

この「気持ち悪い」という言葉が何を意味しているのかはファンの間でも長年議論されてきました。

いくつかの有名な説がありますが、最もわかりやすいのが完結編の前半部分である『Air』が伏線になっているというものです。

『Air』の冒頭でシンジが横を向いて昏睡状態になっているアスカに「助けてよ」と声をかけながら揺り動かす場面があります。
この際、シンジは勢い余ってアスカを仰向けの状態にしてしまうのですが、その際にアスカの胸が露わになります。

その後、病室の照明などの静止画とシンジの荒い息づかいに続き、アスカの胸元をバックに白濁した粘液にまみれた手が描かれたことから、シンジがアスカを見ながら“マスターベーション”をしていたとも解釈できます。

このときアスカは実は意識があったとすれば、シンジに対して最後に「気持ち悪い」という台詞がつくとするものです。

また、『まごころを、君に』の中でキールが「始まりと終わりは同じところにある」と言っていることから、シンジがエヴァンゲリオンに最初に搭乗した際の「気持ち悪い」を“始まり”、アスカのそれを“終わり”ではないかとする説もあります。


最新記事
メッセージ

名前
メール
本文