先ほどはアスカを「飛鳥」と仮定した考察を述べました。
しかし、アスカにはもうひとつ候補があります。
それが「明日香」。
先ほども触れましたが、TV版第26話では机に「明日香」と書かれていました。
そのため、ファンの間では「明日香」が“ファイナルアンサー”という意見が強いようです。
アスカを明日香と予測する論拠は他にもあります。
実は、“旧エヴァ”に登場するアスカの母親(接触実験でエヴァ弐号機に魂を取り込まれ、人形をアスカと思い込むようになった女性。 最終的にアスカがエヴァのパイロットに選ばれた日に自殺した彼女です)の名前が、惣流・キョウコ・ツェッペリンなのです。
惣流はいわずもがな、ツェッペリンはドイツの軍艦ですが、問題は個人名のキョウコ。
キョウコの娘がアスカなら、漢字は今日子と明日香ではないか。
そう推察できます。

さて、アスカを明日香と仮定すると、おもしろい推論が重ねられます。
まず、前頁でカヲルには「香」がふさわしいのでは、と考えました。
これをそのまま活かすと、「明日香=明日+香」になります。
「明日のカヲル」です。
これは何を意味するのでしょう。
もしかしたら、アスカはカヲル2世になるのではないか。
そう考察するファンもいます。
アスカがカヲル2世になったとしたら、それはシンジを導く役目を持っているのか。
次の人類補完計画を起こす役目なのか。
それは不明ですが……。