旧エヴァ第八話「アスカ、来日」のクライマックスといえば、弐号機と使徒の水中戦です。

通常は有線からの電力供給でエヴァは稼働するのですが、このとき弐号機は無線状態だったので体内電池を使用しており、最初に別の戦艦に飛び移った際に1分からのカウントダウンが始まり、アスカはミサトに非常用電源の用意を頼んでいます。

そして弐号機が有線での電源供給を受けたのがミサトらが乗っていた航空母艦(以下、空母)だったのですが、この事実から、現実世界の空母をモデルにしているのでは?と想像できます。

まず、エヴァンゲリオンを稼働するための電力ですが、体内電池だけではフルでわずか1分、ゲインを利用しても5分ですから、具体的な数字は不明ながら、少なくとも家庭用の電源ではまかなえないほどでしょう。

そう考えてみるとエヴァンゲリオンが飛び乗れるほどの巨大な戦艦であっても、電力的には厳しいように思えます。
もちろん、アニメ作品ですから設定でいくらでも説明はできるのですが、その様相などから現実世界の戦艦のモデルがあると考えたほうが納得できます。

2011年3月11日の東日本大震災の際にアメリカのニミッツ級原子力空母ロナルド・レーガンが駆けつけ、「トモダチ作戦」として沖合から救援活動が行なわれました。
このときに空母マニアなどからは「街がひとつ丸ごと救助に来てくれた」との声があがりました。