2003年にカンヌ国際映画祭でハリウッド映画としてエヴァの実写版制作が発表されました。

もちろん、ガイナックス公認です。制作はアメリカでエヴァの配給を行なったADVフィルムが担当し、視覚効果には映画『アバター』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで、何度もアカデミー視覚効果賞を受賞したWETAデジタルが担当と併せて発表となり、大きな話題となりました。
初期にはWETAよりストーリーボードも公開されており、リアルなエヴァンゲリオンや、アメコミ調かつグラマラスに描かれたレイやアスカの姿が見られました。
日本でいえばストーリーボードとは絵コンテのことですが、ここで公開されたのはイメージカットと言ったほうが正しいでしょう。

旧来のファンとしてはアニメではなく実写になる時点で違和感もあるでしょうし、キャストが日本人ではないことも含めて異論反論も多いのは間違いありませんが、視覚効果には定評のあるWETAデジタルの作品ということもあって、映像美には大きな期待が持たれていたのもまた事実です。
また、ストーリーもどの程度変わってくるのかなども非常に興味深い点でした。

ただ、そうやって多くの人を期待させた実写版エヴァですが、2012年現在さっぱり公開予定など新しいニュースが入ってきていないため、お蔵入りになったと噂されています。
ガイナックス公認の大きなプロジェクトですから、簡単には頓挫しないはずだと考えられますが、公式の発表がないためにお蔵入りといわれてしまっているようです。
果たして実際にお蔵入りなのでしょうか。

いくつかの噂にそって検証してみましょう。