『新世紀エヴァンゲリオン』には“旧エヴァ”、“新ヱヴァ”だけでなく数多くの派生作品があります。

まず挙げられるのは貞本義行氏による漫画作品の『新世紀エヴァンゲリオン』です。

こちらではアニメとは違って、ある程度は自立した意識を持つシンジがいたり、アニメ版ではなかったゲンドウとアスカの会話シーンがあるなど、“もうひとつのエヴァ”ともいえる内容となっています。

また、漫画作品としてはデフォルメされたキャラクターで描かれるギャグマンガの『ぷちえゔぁ』もあります。
こちらはレイが“綾波レイ三姉妹”として複数存在していたり、ミサトが国語教師であったりと、ギャグ漫画である以上に設定が違っているのが特徴です。

もちろん、漫画作品だけでなく、エヴァのゲーム作品も多々存在しています。

その中でも異質なのが、1999年に発売されたパソコン用ゲームソフトの『エヴァと愉快な仲間たち脱衣補完計画!』でしょう。

こちらはタイトルからもわかる通り、“脱衣”できるのが特徴です。

前年の1998年にセガサターン、プレイステーションの各ハードで『新世紀エヴァンゲリオンエヴァと愉快な仲間たち』というタイトルの麻雀ゲームが発売されていたのですが、それに脱衣要素を加えたものがパソコンゲームとして発売されたものでした。ちなみに“愉快な仲間たち”としてエヴァのキャラ以外にも『トップをねらえ!』のキャラクターも登場しています。