そうではなくて、アスカは次世代のレイになる役目がある。
そう主張するファンもいます。
“旧エヴァ”では、精神崩壊一歩手前までいったアスカですが、エヴァ弐号機の中に母を感じて復活を果たしました。
それはアスカに母性が目ざめた証でもあります。
そして、“旧エヴァ”のラスト、サードインパクト後の世界で、アスカは登場した時のレイと同じ眼帯をしていました。
エヴァにおける眼帯は母性の象徴とも捉えられ、だからアスカは次世代のレイ(=リリスであり、すべての母)になるのだとも解釈できます。
すると『Q』の予告で眼帯をしているアスカにも、それが当てはまるのでしょうか。
3号機による精神汚染で隔離されたアスカですが、どこかで母との邂逅(かいこう)を経て母性に目ざめ、それをきっかけに復活を遂げるのでしょうか。
ちなみにファンの間では、予告の眼帯アスカは式波アスカではなくて、“旧エヴァ”の惣流アスカなのでは?という意見もあるようです。
なお、惣流から式波に変わったことも、レイ=アスカ説の根拠になるかもしれません。
先にも述べましたが、式波の元ネタである軍艦の敷波は軍艦・綾波と同型。
日本海軍史上、3代にわたって名前が継承された軍艦は綾波と敷浪しかないそうです。
この2隻は、ほぼ同じ運命をたどりました。
すなわち、作戦の先鋒として激闘に身を投じ、時には自分の身を捨てても作戦遂行を優先する。 駆逐艦ですから当然といえば当然なのですが、それは“旧エヴァ”のレイの姿にそっくりです。
“新ヱヴァ”のアスカは、“旧エヴァ”のレイと同じ名前を持っているわけです。
確かに『破』で自ら3号機のテストに名乗りをあげるシーンは、レイの自己犠牲に通じるものがありました。
もしかしたら『Q』で、シンジに用意された道のために再び犠牲になることもあるのでしょうか?